スタッフブログ

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第8戦 ラリー・イタリア

[2019/07/13]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

6/13(木)~6/16(日)の日程で開催された『ラリー・イタリア』。

イタリアのラリーは、1973年にWRCがスタートしたその初年度からシリーズの1戦に組み込まれていました。
地中海に面した風光明媚なサンレモの町を中心とするラリー・サンレモは、WRCでも特に人気の高いラリー
でしたが、2004年よりWRCイタリア戦は地中海のサルディニア島で「ラリー・イタリア・サルディニア」
として開催されるようになりました。
サルディニアのコースはグラベルで、道幅が狭くテクニカルなコーナーが続くSSと、ハイスピードなSSが
混在。
もっとも人気の高い観戦ポイント「ミッキージャンプ」を含むモンテ・レルノはこのラリーの名物SSであり、
コースサイドは毎年大勢のラリーファンによって埋め尽くされます。

前回のWRCブログでもご紹介したように、第7戦 ラリー・ポルトガルと第8戦 ラリー・イタリア サルディニア
は「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの選手は、ポルトガルの最終SSを走り終えたクルマで
サルディニアを戦わなくてはなりません。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組
DAY1(SS1)
シェイクダウン、セレモニアルスタートに続き、この日はSS1のみが実施された。
S.オジエ組が総合1位、E.ラッピ組が総合2位で続き、シトロエン・レーシングがワン・ツー発進を切った。
2kmのショートステージのため、首位のS.オジエ組から10位のJ.M.ラトバラ組(トヨタ)まで4.0秒差と、
タイム差はわずかなもの。

1位 S.オジェ/J.イングラシア組
2位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS2~9)
この日は8本のSSで、4SSを2度ずつ合計124.20kmを走る。

S.オジェ組は1番出走で、グラベルステージでは相変わらずコースの掃除役となり不利な状況でSS4を
終え総合9位。
続くSS5で左コーナーのイン側にあった岩に接触、ステアリングアームを壊してしまいストップ。
修復を試みたもののデイリタイアとなってしまった。

E.ラッピ組はSS4でパンクに見舞われ大きくタイムをロス。
しかしその後のSS5ではトップタイム、SS7 4位、SS8 3位、SS9 2位と上位タイムで速さを見せ、総合8位。

8位 E.ラッピ/J.フェルム組
デイリタイア S.オジェ/J.イングラシア組

DAY3(SS10~15)
この日は6本のSSで、今大会最長となる142.42kmのステージ走行距離で争われる。

E.ラッピ組はこの日はなかなかタイムが出せず苦戦するも、総合順位は1つ上げ7位に。

S.オジェ組は前日デイリタイアとなったが、マシンを修復し再出走。
しかしSS11で足回りにトラブルが発生しマシンにもダメージを負ってしまう。
それでも午後のSS13では2位のタイムで好走、この日を総合52位で終えた。

7位 E.ラッピ/J.フェルム組
52位 S.オジェ/J.イングラシア組

DAY4(SS16~19)
この日は2本のSSを各2回走行。その合計距離は41.90km。
最終SS19はパワーステージで、ステージタイム上位5位までにボーナスポイントが与えられる。

E.ラッピ組はこの日もなかなか上位タイムに迫れず苦戦。
それでも最終SS19では6位タイムを出して速さを見せ、総合7位でラリーを終えた。

S.オジェ組は最終SS19のボーナスポイント奪取を狙うため、SS16~18は安全マージンでの走行。
そして迎えたSS19では2位のタイムで、狙い通りボーナスポイントを獲得。
総合では41位だった。

7位 E.ラッピ/J.フェルム組
41位 S.オジェ/J.イングラシア組
第8戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. O.タナク(トヨタ)
2. S.オジェ(シトロエン)
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)
4. E.エバンス(フォード)
5. T.スンニネン(フォード)
6. K.ミーク(トヨタ)
7. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
8. D.ソルド(ヒュンダイ)
9. E.ラッピ(シトロエン)
10.J.M.ラトバラ(トヨタ)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

この第8戦 最終SSスタート時点で1位だったO.タナク(トヨタ)が、最終SS19でステアリングトラブル
に見舞われ大きくタイムロスを余儀なくされ、総合5位で終えた。
それでも総合ポイントでは、S.オジェを上回りポイントでは1位。

S.オジェにとっては今回総合順位ではノーポイントながら、辛うじて最終SS19のボーナスポイント4点
だけは獲得。
ドライバーランキングを争うO.タナク(トヨタ)、T.ヌービル(ヒュンダイ)の2人も今回表彰台を逃し
大量ポイントを獲得できず足踏み状態、ということでまだ運に見放されてはいないですね。

次戦は7月のバカンスシーズンを挟み、8/1(木)~8/4(日)の日程で『ラリー・フィンランド』が開催
されます。