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CITROËN 三重四日市

住所〒510-0891
三重県四日市市日永西3-27-5
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TEL059-349-5557

営業時間ショールーム 10:00-18:00
サービス 10:00-18:00(修理受付は17:30迄)

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日(但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合があります。)

アクセス方法国道1号線 日永三丁目を西へ向かい、あすなろう鉄道踏み切りから3つ目の信号を左折

スタッフブログ

WRC第6戦 ラリー・チリ

[2019/05/13]
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
WRC第6戦 ラリー・チリ
シトロエン三重四日市の 福島 です。

5/9(木)~5/12(日)の日程で開催された『ラリー・チリ』。

ラリー・チリは今シーズン初めてWRCの1戦に加わったグラベルラリー。

前戦アルゼンチンとチリは「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの選手は、アルゼンチンの
最終SSを走り終えたクルマでチリを戦う必要があります。
そのためチームは、アルゼンチンとチリの2戦分を考えてパーツの準備とセットアップを行わなくては
なりません。

ラリー・チリは森林地帯の中速ステージが中心ですが、太平洋を見渡せる開けた道もコースに含まれます。
路面は全体的に平坦かつスムーズで、ラリー・アルゼンティーナとは特徴が大きく異なります。

チリでは各チームは予測に基づきクルマのセッティングを決めなくてはならず、9日(木)のシェイク
ダウンがチリでの最初の走行となります。
選手もまた、新たにゼロの状態からペースノートを作成することになるため、イコールな条件での
戦いとなります。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組
WRC第6戦 ラリー・チリ
DAY1(SS1~6)
ラリーは5/9(木)にシェイクダウンが実施され、翌日5/10(金)にDAY1がスタート。
この日は6本のSSで合計125.27km。

S.オジェ組は、SS2で2位、SS5で3位、それ以外のSSも4位のタイムでまとめこの日を総合2位で終えた。
E.ラッピ組は、初めてのコースに苦戦しながら10位以内のタイムで走りきり、総合10位。

2位 S.オジェ/J.イングラシア組
10位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS7~12)
この日は6本のSSで合計121.16km。

S.オジェ組は、午前の3本のSSでは全て5位タイムだったが午後のSSまでにセットアップを変えた
ことで、SS10でトップタイム、SS11も3位のタイムを出し、この日も総合2位で終えた。

E.ラッピ組は、この日のSSを7位から9位のタイムとこの日も苦戦していたが、最終SS12で3位のタイム
を出し、総合6位まで順位を上げてきた。

2位 S.オジェ/J.イングラシア組
6位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY3(SS13~16)
この日は4本のSSで58.38km。

S.オジェ組は、総合1位のO.タナク組(トヨタ)とは30.3秒の差。
総合3位のS.ローブ組(ヒュンダイ)とは、わずか5.1秒差。

S.オジェ組は、シトロエンの功労者でもあるWRC前人未踏9連覇の元王者 S.ローブ組との2位争い。

この日の最初のSS13では、S.ローブ組が3位タイム、S.オジェ組の4位タイムを上回り差を縮める。
SS14ではS.オジェ組がトップタイム、S.ローブ組が2位で再び差を広げる。
SS15ではS.ローブ組がトップタイム、S.オジェ組が2位で再び差を縮めるという激しいデッドヒート
を展開。

最終SS16はパワーステージで5位タイムまでがボーナスポイントが与えられる。

総合1位のO.タナク組もこの日は2位以下とのタイム差を見ながらペースをセーブしていたが、このSS16
は全開で攻めて見事トップタイムをマーク。
激しい2位争いを繰り広げてきたS.オジェ組が2位タイム、S.ローブ組は4位タイムとなり、S.オジェ組
が総合2位を勝ち取った。

E.ラッピ組は、SS14で5位、SS15で4位タイムと尻上がりに調子を上げ、なんとか総合6位で走り切った。

WRC第6戦 ラリー・チリ
第6戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. S.オジェ(シトロエン)
2. O.タナク(トヨタ)
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)
4. K.ミーク(トヨタ)
5. E.エバンス(フォード)
6. S.ローブ(ヒュンダイ)
7. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
8. E.ラッピ(シトロエン)
9. J.M.ラトバラ(トヨタ)
10.T.スンニネン(フォード)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

ドライバーズタイトル1位につけていたT.ヌービル(ヒュンダイ)が、DAY2で大クラッシュを喫しリタイア
となったため、今回ノーポイント。
それによりS.オジェが1位に。

マニュファクチャラーでは3位だが、2位のトヨタとはわずか6ポイント差。
トヨタが3台の出走に対しシトロエンは2台体制のため、2台が着実にポイント圏内で走りきることが
求められる。

今回6位で終えたE.ラッピ組だが、随所で早さを見せる実力も秘めているので、今後の走りに期待したい
ですね。

第7戦は5/30(木)~6/2(日)に行われるグラベル(未舗装路)イベントのラリー・ポルトガルです。