スタッフブログ

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第12戦 ラリー・スペイン

[2018/11/01]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。


10/25(木)~28(日)の日程で開催された『ラリー・スペイン』をレポート
いたします。

ラリー・スペインは、スペイン北東部のカタルーニャ州が戦いの舞台。
その源流となるラリー・カタルーニャは1957年に初めて開催され、1991年より
WRCのカレンダーに加わった。
スペインはシーズン唯一の「ミックス・サーフェス・ラリー」であり、グラベル
(未舗装路)と、ターマック(舗装路)の両路面でSS(スペシャルステージ)
が実施されるのが最大の特徴である。
他のラリーでもグラベルSSの途中でターマックを走行することはあるが、
スペインの場合は序盤がグラベル(一部ターマック)、以降はフルターマック
と分かれており、それに伴いタイヤや足まわりなどの装着部品が変更される。
また、ドライバーは運転の感覚をグラベルからターマックに素早く切り替え
なくてはならない。

ラリーのサービスパークは地中海沿岸の町サロウに置かれ、サロウの西側から
東側にかけての広い範囲でSSが行われる。
シトロエン・レーシングからは3台のC3 WRCで参戦。

マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン 組
に代わり、今期のスポット参戦3戦目の
セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ 組 がエントリー。

更に
クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン 組
ハリ-アル・カシミ/クリス・パターソン 組  の2台をエントリー。

初日のシェイクダウンではS.ローブ組が4位、C.ブリーン組が7位で上位の
タイムを出す。K.アルカシミ組は27位。

続いて行われたSS1

9位 C.ブリーン組
27位 S.ローブ組
34位 K.アルカシミ組

シェイクダウンでは好調だったS.ローブ組だが、SS1ではヘアピンでエンジン
ストールをしてしまいタイムロス。

2日目(SS2~SS7)

4位 S.ローブ組
8位 C.ブリーン組
23位 K.アルカシミ組

S.ローブ組は、SS4で3番手タイムを出すなど順調に順位を上げてきた。
C.ブリーン組も、SS5 SS6で3番手タイムを出し順位を5位まで上げてきた
が、SS7では派手にスピンを喫しリアウィングを破損。8位に順位を下げる。

3日目(SS8~SS14)
前日までのグラベル(未舗装路)コースから一変、今日・明日はターマック
(舗装路)コースに。

3位 S.ローブ組
9位 C.ブリーン組
19位 K.アルカシミ組

S.ローブ組は、序盤路面の濡れたターマックコースに慣れるのに苦労したが、
SS12でトップタイム、他も大きなミスなく終え総合3位にランクアップ。
C.ブリーン組はターマックを得意としているが、思うようにタイムが出ず、
2回のスピンでタイムをロスし9位に順位を下げる。
S.ローブ組はトップも狙えるタイム差で迎えた最終日。
9年連続王者の勝負強さが、まだまだ錆びついていないことを証明して見せた。
SS15、SS16の2本のSSで圧巻のトップタイムを叩き出し、総合トップに浮上。

最終のSS18を迎える時点でトップを争うのは、来シーズン シトロエン・
レーシングに移籍が決定しているフォード・フィエスタのS.オジェ組。

先の出走となったS.オジェ組は、SS18トップタイムのO.タナク組(トヨタ・
ヤリス)に2秒差の好タイムで終える。
続くS.ローブ組もミスなく安定した走りを披露。
トップのO.タナク組とは2.8秒差、S.オジェ組とは0.7秒差、総合ではわずか
2.9秒の僅差でS.オジェ組を抑え優勝を果たした。

4日目(SS15~SS18)

1位 S.ローブ組
9位 C.ブリーン組
21位 K.アルカシミ組

S.ローブ組はこの優勝で、2013年のラリー・アルゼンチン以来となるWRC
通算79勝目を挙げました。

チームにとっても、昨年のラリー・スペインでK.ミーク組が優勝して以来
の久々の勝利。
マシンも十分な戦闘力を持っていることを証明して見せましたね。

次は今シーズンの最終戦『ラリー・オーストラリア』
11/15(木)~18(日)の日程で開催されます。