スタッフブログ

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第4戦 ツール・ド・コルス

[2019/04/05]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

3/28(木)~3/31(日)の日程で、地中海のフランス領コルシカ島で開催された通称
『ツール・ド・コルス』。

その歴史は長く、初開催は1956年。1973年からは世界ラリー選手権(WRC) の
一戦として開催されており、歴史と伝統のあるコースです。

かつては島を1周するラリーだったため「ツール(旅行)」という名が付いたそうです。

ターマックと呼ばれる舗装路が中心のコースで、「直線が100メートルあるとコルスではない」、
「1万のコーナーを持つラリー」とまで言われ、山岳地帯の切り立った断崖絶壁を縫うように走る
ツイスティなコースレイアウトが特徴。
全体的に道幅が狭く舗装路面は荒れており、標高が高い場所では天候が急変することもしばしば。
経験値や正確かつ辛抱強いドライビングが必要とされ、地元のフランス人ドライバーやターマック
スペシャリストが強さを発揮してきました。

ちなみにこれまでにフランス人が31勝しています。
母国戦となるこのラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組


DAY1(SS1~6)
ラリーは3/28(木)の夜、島南部のポルト・ヴェッキオで開幕。
セレモニアルスタートを終え、そのままポルト・ヴェッキオで1晩を過ごし、29日(金)の
朝からSSへと向かう。
この日は6本のSSで競い、合計距離は 121.82km。

2台共にマシンのセッティングがコースにはまらず、アンダーステアに苦しむ。
それでもS.オジェ組は SS4、SS5 で4番手タイムを出しペースを掴み始める。

6位 S.オジェ/J.イングラシア組
7位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS7~12)
競技2日目は、コルシカ島東北部バスティアのサービスパークを中心に6本のSSを設定。
6本のステージの合計距離は 174.50km。

S.オジェ組は SS9 3位 SS12 2位 のタイムを出し、総合順位を上げてきた。
E.ラッピ組も SS11 4位 のタイムを出し速さを見せる1面もあったが、総合順位は変わらず。

3位 S.オジェ/J.イングラシア組
7位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY3(SS13~14)
競技3日目は、島西北部の都市カルヴィの周辺で2本のSSを設定。合計距離は 51.19km。
最終のSS14はパワーステージで、5位タイムまでにボーナスポイントが与えられる。

S.オジェ組は SS13 4位 SS14 5位 で走りきり、総合トップで最終走行の 
E.エバンス組(フォード フィエスタ)を待つ。

このE.エバンス組が最終SS13 スタート直後でまさかのパンクを喫し、トップタイムから
1分30秒近く遅れてフィニッシュ。

この結果、E.エバンス組は総合3位に、S.オジェ組が総合2位に繰り上がった。

E.ラッピ組はアンダーステアを解消できず苦しみながらも、なんとか最終SSまで走りきり、
総合7位でフィニッシュした。

2位 S.オジェ/J.イングラシア組
7位 E.ラッピ/J.フェルム組


第4戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. T.ヌービル(ヒュンダイ)
2. S.オジェ(シトロエン)
3. O.タナク(トヨタ)
4. E.エバンス(フォード)
5. K.ミーク(トヨタ)
6. E.ラッピ(シトロエン)
7. D.ソルド(ヒュンダイ)
8. J.M.ラトバラ(トヨタ)
9. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
10.S.ローブ(ヒュンダイ)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. CITROEN TOTAL WRT 
3. TOYOTA GAZOO RACING
4. M-SPORT FORD WRT

S.オジェ組は、マシンセッティングに苦しみながらも終わってみれば2位フィニッシュ。
E.エバンス組のトラブルにより順位が繰り上がった幸運はあったものの、4戦中3戦で
表彰台獲得。
チーム移籍初年度で慣れないマシンにも関わらず、こうして常に上位争いに食い込む力は
さすが5年連続王者の実力というべきですね。

一方E.ラッピ組はこちらも移籍初年度で、第2戦スウェディッシュ・ラリーで表彰台に
上がったものの、他チームのベテランドライバー勢の上を行く早さを見せることが出来て
いない。

次戦はフルターマックラリーとなる『ラリー・アルゼンチン』。
4/25(木)~28(日)で開催されます。