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CITROËN 三重四日市

住所〒510-0891
三重県四日市市日永西3-27-5
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TEL059-349-5557

営業時間ショールーム 10:00-19:00
サービス 10:00-19:00(修理受付は18:30迄)

定休日毎週水曜日、第1・第3火曜日(但し、年末年始・GW・お盆期間は定休日以外にもお休みを頂く場合があります。)

アクセス方法国道1号線 日永三丁目を西へ向かい、あすなろう鉄道踏み切りから3つ目の信号を左折

スタッフブログ

WRC第7戦 ラリー・ポルトガル

[2019/06/15]
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
WRC第7戦 ラリー・ポルトガル
シトロエン三重四日市の 福島 です。

5/30(木)~6/2(日)の日程で開催された『ラリー・ポルトガル』。

1967年に第1回大会が開催されたラリー・ポルトガルは、非常に長い歴史を持っています。
WRC創設初年度の1973年からシリーズの1戦に含まれ、2002年まではグラベルとターマックの両方の
路面を走行するミックスサーフェスラリーとして行われていました。
しかし現在はグラベルラリーとしての開催が定着し、ドライならば派手な土煙をあげるラリーカー
の迫力ある走りを楽しめます。

第5戦 ラリー・アルゼンティーナと第6戦 ラリー・チリと同様、第7戦 ラリー・ポルトガルと
第8戦 ラリー・イタリア サルディニアも「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの
選手は、ポルトガルの最終SSを走り終えたクルマでサルディニアを戦わなくてはなりません。
シャシー、エンジン、トランスミッション(スペアも含む)は、ポルトガルで使ったものを
サルディニアで再使用するため、2戦を考えたマネージメントが求められます。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組

WRC第7戦 ラリー・ポルトガル
DAY1(SS1~7)
ラリーは5/30(木)にシェイクダウンが実施、翌日5/31(金)にDAY1がスタート。
この日は7本のSSで合計94.50km。
SS7はロウサダのラリークロスサーキットでスーパーSSを走る。

通常グラベルイベントでは、コースへの出走順が早いほど路面コンディションが安定しておらず、
コースの“清掃役”を強いられるためタイムが伸ばしづらい。

初日はランキング順の出走のためS.オジェ組は1番スタート。
予想通り苦戦を強いられ、SS1は10位だったが、SS5で2位、SS6も2位、スーパーSSのSS7も2位の
タイムで挽回し総合5位で初日を終えた。
E.ラッピ組は、SS3でパンクを喫し大きくタイムロスのアクシデントもあったが、SS6で4位、
スーパーSSのSS7も4位のタイムで挽回し総合8位。

5位 S.オジェ/J.イングラシア組
8位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS8~13)
この日は6本のSS、3日間で最長の合計160.70kmを走る。

S.オジェ組もE.ラッピ組も、この日は上位のタイムを出しながらトラブル無く走りきる。

S.オジェ組はSS8を3位、SS9~13も4位、5位のタイムで走り、総合4位に順位を上げる。
E.ラッピ組はSS8、SS9は7位タイムだったが、SS10~13は4位、5位のタイムで走り総合5位
に順位を上げた。

4位 S.オジェ/J.イングラシア組
5位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY3(SS16~20)
この日は5本のSSで合計51.77km。

S.オジェ組はこの日はなかなかタイムが出せずSS16~18までは8位、9位のタイムで苦戦。
しかしSS19を4位で挽回、総合4位をキープして最終SS20へ。
最終のSS20はトップ5タイムまでボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」。
この最終SS20でトップタイムを出し、競争力を示すことが出来た。

最終SS20では、3位だったK.ミーク組(トヨタ)が右コーナーでサスペンションを壊しまさかの
リタイアとなったため、S.オジェ組の順位が繰り上がり総合3位となった。

E.ラッピ組は、SS16で横転し大きくタイムロス。
それでもまだ総合6位に着けていたが、続くSS17の右コーナーでバンクにヒットしてパンクし、
サスペンションも破損。
応急処置をして走行を続けたものの、残り3つのSSを走るには無理があり、SS18でリタイア
となってしまった。

3位 S.オジェ/J.イングラシア組
リタイア E.ラッピ/J.フェルム組

WRC第7戦 ラリー・ポルトガル
第7戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. S.オジェ(シトロエン)
2. O.タナク(トヨタ)
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)
4. E.エバンス(フォード)
5. K.ミーク(トヨタ)
6. T.スンニネン(フォード)
7. S.ローブ(ヒュンダイ)
8. J.M.ラトバラ(トヨタ)
9. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
10.E.ラッピ(シトロエン)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

第6戦チリに続き第7戦ポルトガルも優勝し2連勝のO.タナク(トヨタ)。
ドライバーランキングでは1位のS.オジェ(シトロエン)とわずか2ポイント差。
3位のT.ヌービル(ヒュンダイ)もS.オジェとは8ポイント差。

7戦を終え全14戦の折り返し地点。
残る7戦も昨シーズンの終盤と同様、この3人、3台、3メーカーの車の争いから目が離せませんね。

第8戦はラリー サルディニア(イタリア)。
6/13(木)から16(日)の日程で開催されます。