スタッフブログ

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第11戦 ラリー・トルコ

[2019/09/19]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

第11戦 ラリー・トルコ が、9/12(木)~15(日)の日程で開催されました。

ラリー・トルコは2010年大会を最後にWRCのシリーズから外れていたが、2018年久々に復帰を果たした。
2018年開催の新生ラリー・トルコと同様、今年もムーラ県のシーサイドリゾート「マルマリス」の
サービスパークを中心に開催。
マルマリスの北側から西側にかけて展開するSSは、風光明媚ながら非常に荒れたグラベルステージが続く
コース。

9月のマルマリスは降水確率は比較的低い。リゾートを楽しむのには適した気候で観光のベストシーズン。
しかしラリーカーと選手にとってはかなり厳しい環境となる。日中は気温の上昇によりエンジンやブレーキ
の冷却性能が試され、選手は高温となる車内で集中力を保ち続ける必要がある。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組
DAY1(SS1)
ラリーのスタートに先立ち、サービスパークが置かれるマルマリス近郊アスパランから約7km離れた
山岳地帯で、シェイクダウンを実施。
その後、夜8時過ぎからマルマリス市街地でセレモニアルスタートに続き、全長2kmのSS1を走った。

4位 S.オジェ/J.イングラシア組
6位 E.ラッピ/J.フェルム組

2台共にトップタイムからは僅差で、明日以後も十分戦える自信を持って終えることが出来た。

DAY2(SS2~SS7)
サービスパークの周辺と、北東エリアで3本のステージを各2回走行。
6本のSSの合計距離は159.14kmと、4日間で最長の1日。

前日4位のS.オジェ組だったが、この日最初のSS2で7位タイムと大きく後退。
しかしその後SS3、SS5、SS6を3位タイムで走り、この日を総合2位で終えた。

前日6位のE.ラッピ組は、この日最初のSS2で2位、SS3でトップタイムをマークし全体トップに立つ。
その後もSS6でトップタイムを出し、この日を総合トップで終えた。

他車がパンクなどのトラブルに見舞われる中、シトロエンの2台はノントラブルで走りきり、
チームとしては1-2体制という最高の形でDAY2を終えた。

1位 E.ラッピ/J.フェルム組
2位 S.オジェ/J.イングラシア組

DAY3(SS8~SS13)
この日は、サービスパーク西側のダッチャ半島周辺で3本のステージを各2回走行。
6本のSSの合計距離は110.10km。

前日総合トップのE.ラッピ組はこの日も絶好調。
SS12のヘアピンコーナーでオーバーランによるタイムロスがあり7位タイムとなった以外は、
SS10、SS13でトップタイム、SS8、SS9、SS11で2位のタイムで走り、総合2位で終えた。

前日総合2位のS.オジェ組は、ロングステージのSS8で圧巻のトップタイムを出し、E.ラッピ組
との差を大幅に詰める。
そして逆走のSS13でもトップタイムを出し、E.ラッピ組を逆転。
この日を総合トップで終えた。

1位 S.オジェ/J.イングラシア組
2位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY3を終えシトロエンの1-2体制は変わらず。

DAY4(SS14~SS17)
この日はサービスパークの周辺と北側で4本のSSを走行。
その合計距離は38.62km。

最終日を迎え2位のE.ラッピ組と3位のA.ミケルセン組(ヒュンダイ)までは、1分以上の大差。
あとは2台共にトラブルなく走りきれば...。

という状況をふまえ、チームはポイント獲得を優先し順位キープの戦略を採ったため、
S.オジェ組、とE.ラッピ組の順位変動はなくラリーを無事走り切った。

1位 S.オジェ/J.イングラシア組
2位 E.ラッピ/J.フェルム組

第11戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. O.タナク(トヨタ)     210pt
2. S.オジェ(シトロエン)   193pt
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)  180pt
4. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
5. K.ミーク(トヨタ)
6. J.M.ラトバラ(トヨタ)
7. T.スンニネン(フォード)
8. E.ラッピ(シトロエン)
9. E.エバンス(フォード)
9. D.ソルド(ヒュンダイ)

DAY3 SS8で、ドライバーズ・ポイントランキングでトップの O.タナク(トヨタ)が、電気系統の
トラブルでまさかのリタイア。
DAY4には修理して出走し、総合順位は付かないためノーポイントながら、最終SS17のパワーステージ
をトップタイムで走り5ポイントを獲得した。

これでS.オジェは再びランキング2位に浮上。
40ポイントあったO.タナク(トヨタ)との差も、17ポイントまで詰めることが出来た。

WRCも残り3戦。
3位のT.ヌービル(ヒュンダイ)まで逆転タイトルの可能性を残している状況だけに、
目が離せません。

S.オジェの7連覇達成に向け、シトロエンオーナーの皆様も応援よろしくお願いします。

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第10戦 ラリー・ドイチェランド

[2019/09/09]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

第10戦 ラリー・ドイチェランドが、8/22(木)~25(日)の日程で開催されました。

ドイツ西南部で開催されるこのラリーは、今年もザールラント州のボスタルジー湖畔にサービスパーク
が置かれます。
ラリー・ドイチェランドは、エリアごとにステージの特徴が大きく異なる、ユニークなターマックラリー
です。
モーゼル河沿いに広がるブドウ畑の農道は、全体的に道幅が狭くツイスティなコーナーが続きます。
バウムホールダー軍事演習場内の名物ステージである「アリーナ・パンツァープラッテ」は、路面
コンディションが刻々と変化しますが、コンクリートの路面は雨が降ると非常に滑りやすくなるため
特に注意が必要です。
ボスタルジー周辺の田舎道は全体的に道幅が狭く、その上かなりハイスピードです。
なお、8月中旬のドイツ西南部は天気が変わりやすく、突然雨が降ることもあるため、クルマのセット
アップとタイヤ選択が、勝負に大きな影響を及ぼします。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組
DAY1(SS1)
ラリーは22日(木)の午前にシェイクダウンを行い、夕方にセレモニアルスタートを経て、シェイクダウン
と同じ全長5.2kmのステージで、スーパーSSが1本行なわれた。

3位 S.オジェ/J.イングラシア組
8位 E.ラッピ/J.フェルム組

第9戦で、ドライバーズタイトルのポイントリーダーの座をO.タナク(トヨタ)に明け渡すこと
になったS.オジェ。

そのO.タナクのポイントを追いかける上では、3位に着け好スタートとなった。

DAY2(SS2~7)
ブドウ畑の農道が主舞台となり、昨年と同じ3本のステージを各2回走り、合計距離は101.42km。

S.オジェ組は、この日最初のSS2で3位のタイムで走り好スタートを切った。しかしその後のSS4で3位タイムで走った以外は、4位、5位、6位のタイムで、トップ争いから
は少し離されてしまう結果となった。

E.ラッピ組は、SS4、SS7で4位タイムで走った以外は、7位、8位、9位のタイムで、こちらも苦戦。

3位 S.オジェ/J.イングラシア組
7位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY3(SS8~15)
バウムホールダー軍事演習場内の4本のステージを各2回走行する最長の1日。
8本のSSの合計距離は157.92km。

S.オジェ組はこの日もマシンのセッティングがうまくいかず苦戦。
5位、6位のタイムでなんとか総合3位、4位で踏ん張っていたが、この日の最終SS15で、パンクを喫し
てしまい大幅にタイムをロスしてしまった。

E.ラッピ組は、SS9、SS11で2位タイムを出し速さを見せる場面もあったが、他のSSでは7位、8位
のタイムで苦戦。

7位 E.ラッピ/J.フェルム組
8位 S.オジェ/J.イングラシア組

DAY4(SS16~19)
ブドウ畑の2本のステージを各2回走行。
最終のSS19はボーナスの選手権ポイントがかかるパワーステージに指定されている。
4本のSSの合計距離は79.50km。

S.オジェ組は、SS16、SS18を4位タイムで走るが、大幅に順位を上げるまでには至らず。
最終SS19は5位で走り、パワーステージのボーナスポイント1点を加算した。

E.ラッピ組も、SS16を5位タイムで走るが、こちらも順位を上げるまでには至らず。

7位 S.オジェ/J.イングラシア組
8位 E.ラッピ/J.フェルム組
第10戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. O.タナク(トヨタ)     205pt
2. T.ヌービル(ヒュンダイ)  172pt
3. S.オジェ(シトロエン)   165pt
4. K.ミーク(トヨタ)
5. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
6. E.エバンス(フォード)
7. J.M.ラトバラ(トヨタ)
8. T.スンニネン(フォード)
9. E.ラッピ(シトロエン)
9. D.ソルド(ヒュンダイ)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

WRC ドライバーズタイトル7連覇を狙うS.オジェは、今回7位と下位に沈んでしまい、今回4位の
T.ヌービル(ヒュンダイ)にもポイントで抜かれ3位。
ドライバーズタイトルは今年もこの3人に絞られ、トップのO.タナク(トヨタ)とS.オジェの差は、
まだ40ポイント。

ラリーにはパンクやコースアウトなどのアクシデントがつきもの。
残り4戦、何か起こるかわかりません。
逆転タイトル獲得を信じ応援しましょう!

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第9戦 ラリー・フィンランド

[2019/08/09]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

WRCは第8戦ラリー・イタリア サルディニア終了後、6週間のインターバルを経て、ラリー・フィンランド
でシーズン後半戦がスタート。

ラリーの中心となるサービスパークは、フィンランド中部のユバスキュラに置かれ、その周辺の森林地帯
が戦いの舞台となります。
フィンランドの路面は非常にスムーズで、流れるようなコーナーが続き、クレスト(丘)やジャンプも
多くあります。
SS(スペシャルステージ)の平均速度はWRC全戦の中でもっとも高く、低速な他のイベントと比べると
タイム差がつきにくいため、僅かなミスが大きく響きます。
また、非常に高速なラリーでありながら、道のすぐ近くには木々が迫るため、精度の高いドライビング
と正確なペースノート作成が求められます。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組
DAY1(SS1)
8/1(木)初日は午前にシェイクダウンが行われ、19:00からSS1がスタート。
ユバスキュラ市街地のターマック(舗装路)と、公園内のグラベル(未舗装路)の両路面を走行する
全長2.31kmのステージ。

4位 S.オジェ/J.イングラシア組
9位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS2~11)
8/2(金)2日目は、10本のSS、合計126.55kmを走った。

初日SS1で4位につけたS.オジェ組だったが、早い出走順のためコースの掃除役でタイムが伸ばせず苦戦。
それでもこの日の終盤SS10とSS11では、3位タイムで意地を見せ総合7位。
E.ラッピ組はこの日最初のSS2でいきなり2位タイムを出す好スタート。
その後もSS7は3位、SS8、SS9は2位のタイムを出すなど好走。
総合3位で2日目を終えた。

3位 E.ラッピ/J.フェルム組
7位 S.オジェ/J.イングラシア組

DAY3(SS12~19)
8/3(土)3日目は、8本のSS、合計132.98kmを走った。

S.オジェ組は、SS16で2位タイムを出す好走もあり、総合5位に順位を上げた。
E.ラッピ組はこの日最初のSS12で2位のタイムを出す。その後もSS14 2位、SS15 3位、SS16 1位、
SS17 2位、SS18 1位 と上位のタイムで走り、総合2位に順位を上げた。

2位 E.ラッピ/J.フェルム組
5位 S.オジェ/J.イングラシア組

DAY4(SS20~23)
8/4(日)最終日は、4本のSS、合計45.74kmを走る。

総合5位のS.オジェ組は、4位のA.ミケルセン組(ヒュンダイ)まで2.6秒差と逆転も十分可能な範囲。
これまで3日間の鬱憤を晴らすべく、この日はSS20 2位、SS21 3位、SS22 3位とプッシュするも、
A.ミケルセン組(ヒュンダイ)もSS21 1位、SS22 1位、SS23 3位のタイムでタイム差をわずかずつ
拡げられてしまい、逆転はならず総合5位で終えた。

総合2位のE.ラッピ組は、1位のO.タナク組(トヨタ)とは16.4秒差、3位のJ.M.ラトバラ組とは
12.4秒差という状況。
この日はミスを犯さず2位をキープという走りで臨んだが、J.M.ラトバラ組がSS20 3位、SS21 1位
のタイムでタイム差を縮めてきたため、SS22はプッシュし2位タイム。
最終SS23は、パワーステージで全員がプッシュする中、7位タイムでまとめ、総合2位をキープして終えた。

2位 E.ラッピ/J.フェルム組
5位 S.オジェ/J.イングラシア組
第9戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. O.タナク(トヨタ)
2. S.オジェ(シトロエン)
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)
4. E.エバンス(フォード)
5. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
6. T.スンニネン(フォード)
7. K.ミーク(トヨタ)
8. E.ラッピ(シトロエン)
9. J.M.ラトバラ(トヨタ)
10.D.ソルド(ヒュンダイ)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

WRC ドライバーズタイトル7連覇を狙うS.オジェにとっては、今回O.タナク(トヨタ)が優勝したことで、
ポイント差を更に広げられてしまった。

残り5戦、逆転に向け奮闘を期待したいところ。

次の第10戦はドイツ。
8/22(木)~25(日)の日程で開催される予定。

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第8戦 ラリー・イタリア

[2019/07/13]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

6/13(木)~6/16(日)の日程で開催された『ラリー・イタリア』。

イタリアのラリーは、1973年にWRCがスタートしたその初年度からシリーズの1戦に組み込まれていました。
地中海に面した風光明媚なサンレモの町を中心とするラリー・サンレモは、WRCでも特に人気の高いラリー
でしたが、2004年よりWRCイタリア戦は地中海のサルディニア島で「ラリー・イタリア・サルディニア」
として開催されるようになりました。
サルディニアのコースはグラベルで、道幅が狭くテクニカルなコーナーが続くSSと、ハイスピードなSSが
混在。
もっとも人気の高い観戦ポイント「ミッキージャンプ」を含むモンテ・レルノはこのラリーの名物SSであり、
コースサイドは毎年大勢のラリーファンによって埋め尽くされます。

前回のWRCブログでもご紹介したように、第7戦 ラリー・ポルトガルと第8戦 ラリー・イタリア サルディニア
は「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの選手は、ポルトガルの最終SSを走り終えたクルマで
サルディニアを戦わなくてはなりません。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組
DAY1(SS1)
シェイクダウン、セレモニアルスタートに続き、この日はSS1のみが実施された。
S.オジエ組が総合1位、E.ラッピ組が総合2位で続き、シトロエン・レーシングがワン・ツー発進を切った。
2kmのショートステージのため、首位のS.オジエ組から10位のJ.M.ラトバラ組(トヨタ)まで4.0秒差と、
タイム差はわずかなもの。

1位 S.オジェ/J.イングラシア組
2位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS2~9)
この日は8本のSSで、4SSを2度ずつ合計124.20kmを走る。

S.オジェ組は1番出走で、グラベルステージでは相変わらずコースの掃除役となり不利な状況でSS4を
終え総合9位。
続くSS5で左コーナーのイン側にあった岩に接触、ステアリングアームを壊してしまいストップ。
修復を試みたもののデイリタイアとなってしまった。

E.ラッピ組はSS4でパンクに見舞われ大きくタイムをロス。
しかしその後のSS5ではトップタイム、SS7 4位、SS8 3位、SS9 2位と上位タイムで速さを見せ、総合8位。

8位 E.ラッピ/J.フェルム組
デイリタイア S.オジェ/J.イングラシア組

DAY3(SS10~15)
この日は6本のSSで、今大会最長となる142.42kmのステージ走行距離で争われる。

E.ラッピ組はこの日はなかなかタイムが出せず苦戦するも、総合順位は1つ上げ7位に。

S.オジェ組は前日デイリタイアとなったが、マシンを修復し再出走。
しかしSS11で足回りにトラブルが発生しマシンにもダメージを負ってしまう。
それでも午後のSS13では2位のタイムで好走、この日を総合52位で終えた。

7位 E.ラッピ/J.フェルム組
52位 S.オジェ/J.イングラシア組

DAY4(SS16~19)
この日は2本のSSを各2回走行。その合計距離は41.90km。
最終SS19はパワーステージで、ステージタイム上位5位までにボーナスポイントが与えられる。

E.ラッピ組はこの日もなかなか上位タイムに迫れず苦戦。
それでも最終SS19では6位タイムを出して速さを見せ、総合7位でラリーを終えた。

S.オジェ組は最終SS19のボーナスポイント奪取を狙うため、SS16~18は安全マージンでの走行。
そして迎えたSS19では2位のタイムで、狙い通りボーナスポイントを獲得。
総合では41位だった。

7位 E.ラッピ/J.フェルム組
41位 S.オジェ/J.イングラシア組
第8戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. O.タナク(トヨタ)
2. S.オジェ(シトロエン)
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)
4. E.エバンス(フォード)
5. T.スンニネン(フォード)
6. K.ミーク(トヨタ)
7. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
8. D.ソルド(ヒュンダイ)
9. E.ラッピ(シトロエン)
10.J.M.ラトバラ(トヨタ)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

この第8戦 最終SSスタート時点で1位だったO.タナク(トヨタ)が、最終SS19でステアリングトラブル
に見舞われ大きくタイムロスを余儀なくされ、総合5位で終えた。
それでも総合ポイントでは、S.オジェを上回りポイントでは1位。

S.オジェにとっては今回総合順位ではノーポイントながら、辛うじて最終SS19のボーナスポイント4点
だけは獲得。
ドライバーランキングを争うO.タナク(トヨタ)、T.ヌービル(ヒュンダイ)の2人も今回表彰台を逃し
大量ポイントを獲得できず足踏み状態、ということでまだ運に見放されてはいないですね。

次戦は7月のバカンスシーズンを挟み、8/1(木)~8/4(日)の日程で『ラリー・フィンランド』が開催
されます。

福島 智朗 - Tomoaki Fukushima

WRC第7戦 ラリー・ポルトガル

[2019/06/15]

スタッフ:
福島 智朗 - Tomoaki Fukushima
カテゴリー:
シトロエンについて
シトロエン三重四日市の 福島 です。

5/30(木)~6/2(日)の日程で開催された『ラリー・ポルトガル』。

1967年に第1回大会が開催されたラリー・ポルトガルは、非常に長い歴史を持っています。
WRC創設初年度の1973年からシリーズの1戦に含まれ、2002年まではグラベルとターマックの両方の
路面を走行するミックスサーフェスラリーとして行われていました。
しかし現在はグラベルラリーとしての開催が定着し、ドライならば派手な土煙をあげるラリーカー
の迫力ある走りを楽しめます。

第5戦 ラリー・アルゼンティーナと第6戦 ラリー・チリと同様、第7戦 ラリー・ポルトガルと
第8戦 ラリー・イタリア サルディニアも「リンクドラリー」と定義され、ワークスチームの
選手は、ポルトガルの最終SSを走り終えたクルマでサルディニアを戦わなくてはなりません。
シャシー、エンジン、トランスミッション(スペアも含む)は、ポルトガルで使ったものを
サルディニアで再使用するため、2戦を考えたマネージメントが求められます。

このラリーにシトロエン・レーシングは、いつもの2台体制で参戦。

S.オジェ/J.イングラシア組
E.ラッピ/J.フェルム組

DAY1(SS1~7)
ラリーは5/30(木)にシェイクダウンが実施、翌日5/31(金)にDAY1がスタート。
この日は7本のSSで合計94.50km。
SS7はロウサダのラリークロスサーキットでスーパーSSを走る。

通常グラベルイベントでは、コースへの出走順が早いほど路面コンディションが安定しておらず、
コースの“清掃役”を強いられるためタイムが伸ばしづらい。

初日はランキング順の出走のためS.オジェ組は1番スタート。
予想通り苦戦を強いられ、SS1は10位だったが、SS5で2位、SS6も2位、スーパーSSのSS7も2位の
タイムで挽回し総合5位で初日を終えた。
E.ラッピ組は、SS3でパンクを喫し大きくタイムロスのアクシデントもあったが、SS6で4位、
スーパーSSのSS7も4位のタイムで挽回し総合8位。

5位 S.オジェ/J.イングラシア組
8位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY2(SS8~13)
この日は6本のSS、3日間で最長の合計160.70kmを走る。

S.オジェ組もE.ラッピ組も、この日は上位のタイムを出しながらトラブル無く走りきる。

S.オジェ組はSS8を3位、SS9~13も4位、5位のタイムで走り、総合4位に順位を上げる。
E.ラッピ組はSS8、SS9は7位タイムだったが、SS10~13は4位、5位のタイムで走り総合5位
に順位を上げた。

4位 S.オジェ/J.イングラシア組
5位 E.ラッピ/J.フェルム組

DAY3(SS16~20)
この日は5本のSSで合計51.77km。

S.オジェ組はこの日はなかなかタイムが出せずSS16~18までは8位、9位のタイムで苦戦。
しかしSS19を4位で挽回、総合4位をキープして最終SS20へ。
最終のSS20はトップ5タイムまでボーナスポイントが与えられる「パワーステージ」。
この最終SS20でトップタイムを出し、競争力を示すことが出来た。

最終SS20では、3位だったK.ミーク組(トヨタ)が右コーナーでサスペンションを壊しまさかの
リタイアとなったため、S.オジェ組の順位が繰り上がり総合3位となった。

E.ラッピ組は、SS16で横転し大きくタイムロス。
それでもまだ総合6位に着けていたが、続くSS17の右コーナーでバンクにヒットしてパンクし、
サスペンションも破損。
応急処置をして走行を続けたものの、残り3つのSSを走るには無理があり、SS18でリタイア
となってしまった。

3位 S.オジェ/J.イングラシア組
リタイア E.ラッピ/J.フェルム組

第7戦終了時点

ドライバーズタイトルランキング

1. S.オジェ(シトロエン)
2. O.タナク(トヨタ)
3. T.ヌービル(ヒュンダイ)
4. E.エバンス(フォード)
5. K.ミーク(トヨタ)
6. T.スンニネン(フォード)
7. S.ローブ(ヒュンダイ)
8. J.M.ラトバラ(トヨタ)
9. A.ミケルセン(ヒュンダイ)
10.E.ラッピ(シトロエン)

マニュファクチャラーランキング

1. PTHYUNDAI SHELL MOBIS WRT
2. TOYOTA GAZOO RACING 
3. CITROEN TOTAL WRT
4. M-SPORT FORD WRT

第6戦チリに続き第7戦ポルトガルも優勝し2連勝のO.タナク(トヨタ)。
ドライバーランキングでは1位のS.オジェ(シトロエン)とわずか2ポイント差。
3位のT.ヌービル(ヒュンダイ)もS.オジェとは8ポイント差。

7戦を終え全14戦の折り返し地点。
残る7戦も昨シーズンの終盤と同様、この3人、3台、3メーカーの車の争いから目が離せませんね。

第8戦はラリー サルディニア(イタリア)。
6/13(木)から16(日)の日程で開催されます。